古くなったガソリンタンクを再コーティング。燃料漏れを直す。 
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古くなったガソリンタンクを再コーティング。燃料漏れを直す。

 

こんにちは。

今回は内部が錆びて燃料が漏れだしてしまっているガソリンタンクを修理。

なぜ錆が発生するのか。保管状況にもよりますが、ガソリンが満たされていない内部空間には結露が発生。水分はガソリンに溶けず、ガソリンより重いので底に溜まってしまいます。底に溜まった水分は長い年月をかけ錆を発生、徐々にタンク内部を侵食していきガソリンが漏れるというわけです。

他にも錆はエンジン不調の原因となるので早期に除去しなければいけません。

使うのはワコーズのタンクライナー。強力な皮膜を形成し、内部をコーティングすることができます。

 

まずは花咲かGを使い錆び取り。タンク内部を満たすことで錆を除去してくれ、はがれた場所に皮膜を形成してくれます。ここでしっかりと錆を取り、下地処理をしておかないと後のコーティングがうまくいかなくなります。

 

タンクは溶剤がかからないようにタンク表面、給油口、燃料コックのボルト穴を保護。タンクライナーの溶剤は強力で固まるとガチガチになるので、ボルト穴などはしっかりと塞いでおかないと大変なことになります。

 

主剤と硬化剤を8:2で混ぜ、タンク内に投入。穴を塞いで溶剤が内部に行き渡るようにタンクをくるくる回します。ある程度回したら余分な溶剤を抜き取り乾燥作業。

 

説明書に書かれている通り、段ボールに入れて70℃~80℃で20分ほど温め乾燥。温度が高くなりすぎると皮膜に気泡が出来てしまうので注意が必要です。

 

乾燥したらもう一度同じ作業を繰り返し二重にコーティング。

 

最後にタンク裏の断熱材を張り替えて作業完了。

 

ワコーズのタンクライナーは非常に強力に内部を保護してくれますが、きちんと決められた通りに作業しないと取り返しのつかないことになります。作業には細心の注意を払わないといけませんね。

 

 

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