神戸市北区 BikeShop北神戸 のスタッフブログです。 
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SR400のクラッチが切れない症状を修理します。

 

こんにちは。

今回はクラッチレバーを握った状態でもクラッチが切れない(クラッチが離れない)症状を修理。1速を入れるとなかなかの衝撃とともに急発進してエンジンが停止するといった症状。

クラッチレバーの遊びは適正でクラッチワイヤーにも異常なし、センタースタンドを立てて1速入れリヤブレーキを踏むと正常に切れます。その後エンジンを停止して少し時間が経つと元に戻るのでクラッチ本体の貼り着きが考えられます。

エンジン右側クランクケースカバーを開けクラッチを分解点検。

 

貼り着いていた原因はエンジンオイルに含まれていた水分。ガソリンが燃焼して発生する水分はブローバイガスとともににクランクケース内に落ちていきます。通常はこれが蒸発して問題ないのですが、エンジン温度が高くならない状態(低速走行や短距離走行)を繰り返すとクランクケース内の水分が外気温との差で結露となりオイル内に溜まっていきます。このオイルに水分が混じった状態で保管し続けると、クラッチプレートに発生する錆や劣化したオイルが原因で貼り着きが起こります。

錆が発生したクラッチプレートは交換。

 

長期間水分に浸されたフリクションプレートも交換します。

 

交換後は問題なく貼り着きは解消されました。

低速走行や短距離走行(特に冬場)はどうしてもオイル内に水分が混入しやすいですが、乗車前の暖機運転やオイル粘度を少し柔らかめにすることで予防できます。距離を乗らなくてもオイルは劣化するので半年に一回など定期的なオイル交換がおすすすめです。ちなみに水分が混入したエンジンオイルは乳白色になります。

 

他にもプッシュロッドの摩耗やサイドスタンドスイッチの接触不良など今回と似た症状の原因はいろいろあります。日頃のライディングで少しでも違和感を感じたらいつでもご相談ください。

 

 

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