WR250XにMAGURA油圧クラッチを取り付けてみました。
こんにちは。
今回はWR250Xに油圧クラッチを取り付け。オフロードバイク用クラッチといえばKTMにも純正採用されているマグラですね。
油圧クラッチは
- ・ワイヤー式のように、引きずり抵抗がなく軽い操作感が得られる。
- ・クラッチ板の摩耗やワイヤーの伸びによる遊びの変化がない。
- ・劣化(錆の発生など)による操作感の変化がない。
- ・ダイレクトに伝わることでコントロール性が上がる。
といったメリットがあります。構造は油圧ブレーキと同じですね。
ハンドル側にリザーバータンクを取り付け。
転倒時のダメージ軽減を考慮してクランプ部は締め付けすぎずに注意。
リザーバータンク。
専用クラッチレバー。
車体のクラッチプッシュレバーにマグラ油圧クラッチのシリンダー本体から伸びているロッド部を装着。この時にロッドを手で押すと、内部のオイルシールが負圧で剥がれオイル漏れの原因となります。
クラッチフルードは専用のミネラルオイルを使用。国産車のブレーキオイルや油圧クラッチに広く使われているグリコール系と比べ、吸湿性が低いので劣化しにくい、塗装面に付着しても侵食しないなどのメリットがあります。
シリンジを使用して慎重にエア抜き。
エアが抜けたら遊びをなくすためにワッシャーで調整して完了です。
レバー操作自体も軽くなるので、クラッチを多用するオフシーンでも疲れにくいと思います。
泥や砂にも強いのでいいですね。